カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[200日目]

投稿日:2019年5月30日

「1日23湯」の新記録達成

東部編 26日目(2007年7月15日)

 青森駅前の「東横イン」の「おにぎり&味噌汁」の朝食を食べ、8時30分に出発。

「本州東部編」の後半戦、「青森→東京」の開始。まずは青森市内の温泉をめぐる。

 第1湯目はさんない温泉「さんない温泉」の湯。三内丸山遺跡のすぐ近くにある。ここは大浴場の内風呂のみ。打たせ湯もある。塩分の濃い、きれいな草色の湯につかる。源泉は46・0度。泉質は含硫黄ーナトリウム塩化物泉だ。

 第2湯目はたらポッキ温泉「鶴ヶ坂の湯」。9時のオープンと同時の到着だったが、すでにかなりの人で混みあっていた。ここは人気の湯で、みなさんも一番風呂に入りたいのだ。ほぼ無色透明の湯には若干の塩味がする。湯上りには「とろけるマンゴー」を飲んだ。

 第3湯目は成瀬温泉「極楽湯」。大浴場と露天風呂。各地で「極楽湯」には入ったが、青森でもお世話になるとは思わなかった。

 第4湯目はくさぶえ温泉「くさぶえ温泉」の湯。大浴場の大風呂の濁り湯にどっぷりつかる。近くには「八甲田憩の牧場」がある。

 青森市内の4湯に入ったあとは、「十和田ゴールドライン」の国道103号で八甲田に向かっていく。せっかくの八甲田なのに天気は崩れ、雨が降ってくる。

 第5湯目は雲谷温泉「雲谷温泉」の湯。ここは大浴場のみ。大風呂は2つに仕切られ、小さい方が熱めの湯だ。

 第6湯目は田代元湯温泉。国道103号→県道40号で「雪中行軍遭難者銅像」の前を通り、林間のダートを下っていく。さらにダム建設現場に突入。最後はDR−Z400Sを降り、歩いて山道を下っていく。そしてついに田代元湯温泉に到着。朽ち果てた温泉宿のまわりには露天風呂がそのまま残り、湯がコンコンと流れ込んでいる。そんな湯につかりながら、10年前に来たときと同じように、
「何でこんなところにダムをつくるの?」
 と思った。

 第7湯目はみちのく深沢温泉「みちのく深沢温泉」の湯。大浴場と露天風呂の濁り湯につかった。すごくいい湯。八甲田で一番といってもいいほどだ。

 第8湯目は八甲田温泉「八甲田温泉」の湯。ここも濁り湯。泉質はナトリウムー明礬泉。湯から上がると昼食の「仙人山菜ラーメン」を食べた。

 第9湯目は雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」の湯。大浴場と露天風呂は若干の濁り湯だ。

 第10湯目は寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。浴室からは八甲田のブナ林を眺める。

 第11湯目は城ヶ倉温泉「ホテル城ヶ倉」の湯。大浴場と露天風呂。無色透明の湯につかる。

 第12湯目は酸ヶ湯温泉「酸ヶ湯温泉」。八甲田一の人気の湯だけあって人、人、人…、また人。「湯当り」ではなくって「人当り」をしてしまった。団体さんもドドドドドーンという感じで押しかけている。大浴場の湯につかったが、早々に退散だ。あまりの人の多さに、酸ヶ湯の名前どおりの酸味の強い湯の味だけが、かろうじて舌に残った。

 この頃から雨は一段と激しくなった。嵐の様相。たたきつけるようにして降りつづく雨をついてDRを走らせ、傘松峠を越えた。

 傘松峠を越えてすぐの猿倉温泉に到着したのは15時20分。ここの日帰り入浴は15時まで。

「ほんとうにすぐ出ますので、お願いできませんか」
 と懇願、哀願したが、「ダメなものはダメ」で、ダメを押された。ここも人気の温泉宿。だまっていても人が来るところは強気だ。

 第13湯目は谷地温泉。ここも人気の温泉宿だが、日帰り入浴は21時までできる。嵐にもかかわらず、大勢の入浴客が来ていた。隣の人と肌を接するようにして温めの湯につかった。木の湯船の感触もいい。

 つづいてこれまた人気の蔦温泉。到着は16時07分。ところがここの入浴受付は16時00分までだった。やはりダメなものはダメで入れず…。奥入瀬渓流温泉にも入れなかった。

 第14湯目は焼山温泉「十和田市民の家」の湯。大浴場には熱めの湯と温めの湯、2つの湯船。

 焼山温泉の湯から上がると奥入瀬渓流を走り、子の口からは十和田湖畔を走る。

 国道103号から国道454号に入ると、十和田カルデラの滝野沢峠を越え、黒石へと下った。ここからは浅瀬石川沿いの温泉めぐりだ。

 第15湯目は温川温泉「温川山荘」の湯。ここでは自然度満点の混浴露天風呂に入る。長湯できる気持ちのいい湯だ。

 第16湯目は虹の湖温泉「虹の湖温泉」の湯。ここは食堂の温泉。こじんまりとした浴室、こじんまりとした湯船。無色透明の湯につかる。

 第17湯目は小国温泉。小国の集落内に無料湯の共同浴場がある。地元のみなさんのためのもの。女湯から出てきた子供連れの女性に「入らせてもらえませんかねえ…」と聞くと、「大丈夫ですよ。入っていきなさいよ」といわれた。彼女のその一言で意を強くし、今度は男湯に入って同じように聞いてみた。「おー、よく来た。入っていけよ!」とみなさんに大歓迎された。「アンタはラッキーだ」ともいわれた。この共同浴場は改修され、つい3日前から入れるようになったという。小さめな湯船にみなさんと一緒に和気あいあいで入った。

 第18湯目は板留温泉。共同浴場は取り壊されていた。その前の「丹羽旅館」の湯に入った。大浴場と露天風呂。

 第19湯目は落合温泉。ここでは共同浴場の湯に入る。無色透明の熱めの湯。湯から上がると近くのコンビニ「オレンジハート」でおにぎり&お茶の夕食。

 第20湯目は大川原温泉の共同浴場の湯。湯量豊富。熱い湯がとうとうと湯船に流れ込んでいる。

 第21湯目は温湯温泉。この一帯では一番大きな温泉地。温泉街の中心に共同浴場「温湯温泉浴場」がある。湯は熱め。このまわりには何軒かの「客舎」があるが、これらは湯治宿。温湯温泉には古い温泉地の伝統が色濃く残されている。これらの客舎に泊まり、外湯の共同浴場の湯に入るというのが伝統的な入浴のスタイルだ。

 第22湯目は長寿温泉「長寿温泉」の湯。浴室中央の円形の湯船につかる。地元の人たちが「おばんで〜す!」と声をかけて入ってくる。これで「1日22湯」の新記録だ。さらに東北道の黒石IC入口にある宝温泉「宝温泉」の湯に入った。ここは大浴場の内風呂のみ。緑ぽい湯の色。これで「1日23湯」を達成。意気揚々とした気分で青森へ。22時40分、青森駅前に到着。「東横イン」に連泊するのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝食 東横イン おにぎり&味噌汁
8時30分 東横インを出発
2064湯目 さんない温泉「さんない温泉」(350円)
2065湯目 たらポッキ温泉「鶴ヶ坂の湯」(390円)
だるま温泉(廃業湯)
2066湯目 成瀬温泉「極楽湯」(390円)
2067湯目 くさぶえ温泉「くさぶえ温泉」(390円)
2068湯目 雲谷温泉「雲谷温泉」(350円)
2069湯目 田代元湯温泉(無料)
2070湯目 みちのく深沢温泉「みちのく深沢温泉」(350円)
2071湯目 八甲田温泉「八甲田温泉」(500円)
昼食 八甲田温泉「八甲田温泉」 仙人山菜ラーメン(750円)
2072湯目 雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」(500円)
2073湯目 寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」(500円)
2074湯目 城ヶ倉温泉「ホテル城ヶ倉」(500円)
2075湯目 酸ヶ湯温泉「酸ヶ湯温泉」(600円)
新湯温泉(その他)
傘松峠(峠越え)
猿倉温泉(時間外)
2076湯目 谷地温泉「谷地温泉」(400円)
蔦温泉(入れず)
奥入瀬渓流温泉(入れず)
2077湯目 焼山温泉「十和田市民の家」(300円)
奥入瀬渓流
十和田湖
滝野沢峠(峠越え)
2078湯目 温川温泉「温川山荘」(500円)
沢上温泉(入浴のみ不可)
昭和平温泉(入浴のみ不可)
2079湯目 虹の湖温泉「虹の湖温泉」(200円)
2080湯目 小国温泉「共同浴場」(無料・特例)
2081湯目 板留温泉「丹羽旅館」(500円)
2082湯目 落合温泉「落合共同浴場」(150円)
夕食 落合温泉近くの「オレンジハート」 コンビニ弁当
2083湯目 大川原温泉「共同浴場」(200円)
2084湯目 温湯温泉「温湯温泉浴場」(180円)
2085湯目 長寿温泉「長寿温泉」(200円)
2086湯目 宝温泉「宝温泉」(300円)
22時40分 青森「東横イン 青森駅正面口」(1泊朝食6090円)
本日の走行距離数 255キロ
本日の温泉入浴数 23湯

「東横イン」の朝食青森駅前を出発くさぶえ温泉「くさぶえ温泉」

「東横イン」の朝食 青森駅前を出発 くさぶえ温泉「くさぶえ温泉」

雲谷温泉「雲谷温泉」田代元湯温泉の湯八甲田温泉「八甲田温泉」

雲谷温泉「雲谷温泉」 田代元湯温泉の湯 八甲田温泉「八甲田温泉」

「八甲田温泉」の「仙人山菜ラーメン」雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」

「八甲田温泉」の「仙人山菜ラーメン」 雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」 寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」

温川温泉「温川山荘」の混浴露天風呂「オレンジハート」の「おにぎり&お茶」温湯温泉「温湯温泉浴場」

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