カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[169日目]

投稿日:2019年2月6日

九重町内の名湯をめぐる

九州編 40日目(2007年5月29日)

 玖珠温泉「ホテル清流」の朝湯に入る。大岩風呂を独り占めにして湯につかる。湯から上がるとご飯,味噌汁、焼き魚(シシャモ)、サラダ、海苔、和え物、煮豆、青菜の朝食を食べ、8時40分に出発する。

 玖珠から大分道で湯布院ICへ。

 第1湯目の由布院温泉の共同浴場「乙丸温泉会館」に到着したのは9時。管理人室にいたあのおばちゃんに向かって、思いっきり大きな声で、
「おはようございま〜す」
 と声をかけた。

 入口の賽銭箱に入浴料の100円を入れると、もう一度、「入らせてもらいま〜す」と大きな声をかけた。

 ここは朝は6時30分からやっている。朝湯の人たちがすでに上がった時間帯なのだろう、ほかには入浴客もなく、貸切湯状態で内風呂の湯につかった。

 天下の名湯を100円で堪能!

 次に「九重九湯」で知られる九重町内の温泉をめぐる。

 九重町には名湯がきら星のごとくある。

 第2湯目は九重温泉。「ここのえ温泉館」の日帰り湯「見晴らしの湯」に入る。九重町役場に隣接した温泉施設。大浴場の内風呂のみで3つの円形の湯船。2つは熱め、もうひとつは温めの湯。高台上の温泉なので、その名の通り見晴らしが良い。

 九重町の温泉めぐりの第1弾目は国道387号沿いの温泉群。それらは「宝泉寺温泉郷」で総称されている。

 第3湯目は壁湯温泉。温泉旅館「福元屋」に入浴料を払い、渓流のわきの露天風呂に入る。「壁湯」どおりの湯船。ここは岩壁の下の洞窟風呂風の露天風呂。豊富な湯量。混浴の湯で中年夫婦と一緒になったが、奥さんの方は身を硬くし、バスタオルをギュッと巻きつけて湯に入っている。温めの湯で長湯できるのに…。これでは体に悪そう…。

 第4湯目は宝泉寺温泉。何軒もの温泉宿があるが、ここでは「たから温泉」の露天風呂に入った。竹垣越しの女湯の声が筒抜けで聞こえてくる。湯につかりながら北九州(?)からやってきたご婦人たちの会話を聞いている。なんとも華やいだ声。「ウチのお風呂がこんなに広かったら!」には実感がこもっていた。

 第5湯目は川底温泉「蛍川荘」の湯。3つの湯船はそれぞれに湯温が違う。底には川石が敷きつめられている。

 川底温泉の湯から上がると、「峠返し」だ。国道387号で大分・熊本県境の名無し峠まで行き、そこで折り返した。この峠は熊本県側でも小国郷の温泉をめぐったときに「峠返し」をしているので、これでドッキングさせたことになる。と同時に目の色を変えて、小国郷の温泉群をめぐったあの日のことが鮮やかに思い出されてくるのだった。

 九重町の温泉めぐりの第2弾目は県道40号旧道沿いの温泉群だ。

 第6湯目は湯坪温泉。ここでは温泉街の一番手前にある温泉民宿「大下」に行く。

「こんにちは〜!」と大声を上げたが誰も出てこない。敷地内の露天風呂には「入浴できます」の札がかかっていたので、玄関に500円玉を置き、「露天風呂に入らせてもらいます」の書置きをして、こじんまりとした「大下」の庭園露天風呂に入った。

 第7湯目は河原湯温泉の共同浴場。入口の料金箱に200円を入れて湯に入る。ものすごい熱い湯。水をガンガン流し込んだが、それでも体はまるで全身火傷をしたかのように、真っ赤になった。温泉に入るのも楽ではない…。

 第8湯目は筋湯温泉。共同浴場の「うたせ湯」に入る。ここの名物は日本一の「打たせ湯」なのだ。大浴場には10何本もの打たせ湯が豪快に流れ落ちている。まるで大滝のような湯の流れ落ちる音。木の床に座り込んで湯に打たれた。大浴場の湯船も大きなものだ。

 第9湯目は筌ノ口温泉。ここでは共同浴場「筌ノ口温泉」の湯に入る。大きなだ円形の湯船。石造り。黄土色した湯は熱め。筋湯温泉といい、この筌ノ口温泉といい、これら2湯の共同浴場は「日本の共同浴場ベスト10」にいれたくなるようなものだった。

 九重町の温泉めぐりの第3弾目はやまなみハイウェイ沿いの温泉群。

 第10湯目は寒の地獄温泉。石造りの2つの湯船。大風呂はジャスト適温。小さい方は冷泉でこれが源泉。泉温は14度でひやっと冷たい。若干、白濁していて硫黄のにおいがする。

 第11湯目は星生温泉。「九重星生ホテル」の日帰り湯「山恵の湯」に入る。大浴場と露天風呂、それと庭園露天風呂がある。

 第12湯目は牧ノ戸温泉「九重観光ホテル」の湯。大浴場と露天風呂に入った。ここを最後に九重町の温泉めぐりを終え、牧ノ戸峠を越え、瀬の本高原へと下っていった。

 舞台を久住連山の南麓に移す。

 第13湯目は豊後くたみ温泉「ほていの湯」。大浴場と露天風呂。濁り湯で若干の味つき湯。飲泉可。露天風呂には打たせ湯がある。湯から上がるとここで夕食の「牛丼」を食べた。

 第14湯目は七里田温泉「七里田温泉館」の湯。大浴場と露天風呂。炭酸泉の濁り湯で、湯船には湯の成分がびっしりとこびりついている。

 第15湯目は長湯温泉の「ガニ湯」。河原の混浴露天風呂で濁り湯。うれしい無料湯だ。息をついてドボドボ、ドボドボッと湯が流れ込んでくる。ここは日本でも有数の炭酸泉だ。

 これらの3湯に入ると竹田へ。

 第16湯目は岡城温泉「月のしずく」の湯。大浴場と露天風呂。大浴場と露天風呂。大浴場には歩行浴もある。露天風呂には打たせ湯がある。

 第17湯目は竹田温泉「花水月」の湯。大浴場と露天風呂。大浴場では湯滝が流れ落ちている。

 竹田からは国道57号→国道10号で大分へ。

 大分市内温泉の「明野アサヒ温泉」に泊まった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 玖珠温泉「ホテル清流」
朝食 玖珠温泉「ホテル清流」 ご飯,味噌汁、焼き魚(シシャモ)、サラダ、海苔、和え物、煮豆、青菜
8時40分 玖珠温泉「ホテル清流」を出発
1692湯目 由布院温泉「乙丸温泉」(100円)
1693湯目 九重温泉「ここのえ温泉館」(300円)
1694湯目 壁湯温泉「壁湯」(300円)
1695湯目 宝泉寺温泉「たから温泉」(300円)
1696湯目 川底温泉「蛍川荘」(500円)
峠返し 国道387号の大分・熊本県境の名無し峠
1697湯目 湯坪温泉「民宿大下」
1698湯目 河原湯温泉「河原湯温泉」(200円)
大岳温泉(準備中)
1699湯目 筋湯温泉「うたせ湯」(300円)
昼食 湯坪温泉近くの「味処たんぽぽ」猪肉うどん(730円)
1700湯目 筌ノ口温泉「筌ノ口温泉」(200円)
1701湯目 寒の地獄温泉「寒の地獄温泉」(500円)
1702湯目 星生温泉「九重星生ホテル」(800円)
1703湯目 牧ノ戸温泉「九重観光ホテル」(500円)
牧ノ戸峠(峠越え)
1704湯目 豊後たくみ温泉「ほていの湯」(500円)
夕食 豊後たくみ温泉「ほていの湯」の「牛丼」(600円)
三船温泉(休業中)
1705湯目 七里田温泉「七里田温泉館」(300円)
1706湯目 長湯温泉「ガニ湯」(無料)
1707湯目 岡城温泉「月のしずく」(350円)
1708湯目 竹田温泉「花水月」(500円)
22時10分 大分市内温泉「明野アサヒ温泉」(素泊まり4500円)に到着
1709湯目 大分市内温泉「明野アサヒ温泉」
本日の走行距離数 237キロ
本日の温泉入浴数 18湯

玖珠温泉「ホテル清流」の朝湯に入る「ホテル清流」の朝食「ホテル清流」を出発

玖珠温泉「ホテル清流」の朝湯に入る 「ホテル清流」の朝食 「ホテル清流」を出発

由布院温泉の共同浴場「乙丸温泉」九重温泉「ここのえ温泉館」「ここのえ温泉館」の湯

由布院温泉の共同浴場「乙丸温泉」 九重温泉「ここのえ温泉館」 「ここのえ温泉館」の湯

壁湯温泉を流れる渓流壁湯温泉壁湯温泉の湯

壁湯温泉を流れる渓流 壁湯温泉 壁湯温泉の湯

宝泉寺温泉「たから温泉」の露天風呂川底温泉「蛍川荘」「蛍川荘」の湯

宝泉寺温泉「たから温泉」の露天風呂 川底温泉「蛍川荘」 「蛍川荘」の湯

国道387号の大分・熊本県境の名無し峠湯坪温泉「民宿大川」の露天風呂河原湯温泉の共同浴場「河原湯温泉」

国道387号の大分・熊本県境の名無し峠 湯坪温泉「民宿大川」の露天風呂 河原湯温泉の共同浴場「河原湯温泉」

共同浴場「河原湯温泉」の湯大岳温泉の一軒宿「泉水荘」には入れず筋湯温泉「うたせ湯」

共同浴場「河原湯温泉」の湯 大岳温泉の一軒宿「泉水荘」には入れず 筋湯温泉「うたせ湯」

「味処たんぽぽ」の「猪肉うどん」筌ノ口温泉「筌ノ口温泉」「筌ノ口温泉」の湯

「味処たんぽぽ」の「猪肉うどん」 筌ノ口温泉「筌ノ口温泉」 「筌ノ口温泉」の湯

やまなみハイウェイを行く寒の地獄温泉「寒の地獄温泉」「寒の地獄温泉」の湯(冷水)

やまなみハイウェイを行く 寒の地獄温泉「寒の地獄温泉」 「寒の地獄温泉」の湯(冷水)

星生温泉「九重星生ホテル」の露天風呂牧ノ戸温泉「九重観光ホテル」の湯やまなみハイウェイの牧ノ戸峠

星生温泉「九重星生ホテル」の露天風呂 牧ノ戸温泉「九重観光ホテル」の湯 やまなみハイウェイの牧ノ戸峠

豊後たくみ温泉「ほていの湯」「ほていの湯」の「牛丼」七里田温泉「七里田温泉館」

豊後たくみ温泉「ほていの湯」 「ほていの湯」の「牛丼」 七里田温泉「七里田温泉館」

長湯温泉「ガニ湯」岡城温泉「月のしずく」大分市内温泉「明野アサヒ温泉」に到着!

長湯温泉「ガニ湯」 岡城温泉「月のしずく」 大分市内温泉「明野アサヒ温泉」に到着!

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