カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[121日目]

投稿日:2018年7月8日

心やさしい美人母娘にほんわか気分

四国編 22日目(2007年3月31日)

 川辺温泉「きさくの湯」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、タチウオ、シラス、生卵、さつま揚げ、ソーセージ、オクラ、のりの朝食を食べ、9時に出発。川辺温泉からは清流で知られる日高川に沿って走り龍神温泉へ。

 このルートはすごくいい。スズキSKYWAVE400を走らせながら、紀伊半島内陸部の豊かな自然を堪能できる。

 龍神温泉は「日本三大美人湯」のひとつ。日高川の渓谷に何軒かの温泉旅館がかたまっている。ここでは日帰り湯の「龍神温泉元湯」に入った。大浴場と露天風呂。大浴場には木の湯船と石の湯船。木の湯船はやわらかな湯をよりやわらかく感じさせた。ツルツルの湯につかりながら眺める日高川の渓谷美がたまらない。

 龍神温泉で折り返し、来た道を引き返す。

 第2湯目は美山温泉「美山療養温泉館」の湯。内風呂のみ。ここの無色透明の湯は龍神温泉に負けないくらいのツルツル湯。自炊での宿泊もできる。現代版湯治宿といったところだ。

 第3湯目は中津温泉「きのくに中津荘」の日帰り湯「あやめの湯」。内風呂のみでここもツルツル湯。日高川沿いの温泉はどこもツルツル系の温泉だ。湯から上がると、「ホロホロ鳥定食」の昼食を食べた。ホロホロ鳥の肉入り鍋とホロホロ鳥の焼肉の定食。それに押しずしの「あまごずし」がついている。四国では「アメゴ」だったが、紀伊半島になると「アマゴ」になる。

 中津温泉が日高川沿いの最後の温泉になる。ここからは日高川沿いの県道26号を走り、川辺温泉の前を通り、河口に近い御坊の町に入っていった。

 御坊からは紀伊半島最西端の日の岬へ。あいにくと水平線上には黒雲がかかり、四国の山々は見えなかった。ここからは紀伊半島西岸の海岸線を行く。

 第4湯目は紀伊日高温泉の日帰り湯「みちしおの湯」。大浴場と露天風呂。かなり塩分の濃い無色透明の湯につかりながら波静かな海を眺めた。

 第5湯目は滝原温泉。湯浅御坊道路の広川ICから山中に入ったところにある。大浴場と露天風呂。ここでは無色透明の湯につかりながら目の前に広がる山の風景を眺めた。自然の山をまるで庭園にしたかのような趣がある。

 第6湯目は二の丸温泉。山中の温泉。大浴場と露天風呂。この露天風呂は半露天とでもいおうか、大浴場の湯船がそのまま渓流わきの露天風呂につながっている。

 湯から上がり、出発すると、道路沿いの無人市で売られている柑橘の「三宝」が目に付いた。1袋100円という安さ。ビニール袋には7個も入っている。さっそく貪るようにして食べたが、たっぷりとビタミンCを補給できた。

 湯浅ICで湯浅御坊道路に入り、阪和道の和歌山ICで降りる。

 和歌山の中心街へ。すでに日は暮れ、和歌山城はライトアップされていた。南海の和歌山市駅近くの交差点でスカイウェイブを停め、この近くにあるはずの本町温泉を探す。通りがかった自転車に乗った2人の女性に声をかけると、「ここからだとちょっとわかりにくいので案内しましょう」といって先導してくれた。母娘、2人の自転車の後ろについてスカイウェイブをゆっくりと走らせる。おかげですんなりと本町温泉に着くことができた。お母さんはハッとするほどのきれいな人だったが、まだ10代の娘さんはぽちゃぽちゃっとかわいらしい。

 和歌山の心やさしい母娘、2人のおかげで第7湯目の本町温泉の温泉銭湯「本町温泉」には、ほんわか気分で入れた。「本町温泉」の「夢想乃湯」は黄土色の湯で塩辛い。自噴の湯で源泉掛け流し。和歌山の中心街にはこういう温泉もあるのだ。

 和歌山からは紀ノ川沿いの国道24号を行く。

 第8湯目は紀ノ川市の龍門山温泉。国道24号の対岸、紀ノ川を渡ったところにある日帰り湯「龍門山温泉」の湯に入る。大浴場と露天風呂。にごり湯で源泉掛け流し。ここは紀ノ川の河畔に湧く温泉だ。

 第9湯目はかつらぎ町の野半の里温泉。ここでは紀伊半島第1弾目のときに出会った「ばるたんさん」に再会。「もうそろそろ来るだろうと思っていましたよ」という「ばるたんさん」と日帰り湯の「蔵乃湯」に一緒に入った。大浴場はにごり湯。露天風呂はほぼ無色透明の湯。大釜風呂は水風呂。この大釜風呂は源泉風呂のようでかなり濃厚な味がする。

「蔵乃湯」から上がると、今度は「安藤さん」が来てくれた。「やっとカソリさんをつかまえましたよ」と笑顔を見せる。大阪で、和歌山でと、「カソリ探し」をしたとのことだが、そのたびにちょっとの差でカソリをとり逃がしてしまったという。安藤さんは橋本市の高野口で「モトファクトリーアンドウ」というバイクショップをやっている。安藤さんはツナギを着たまま、仕事を終えて(仕事中に?)すぐに駆けつけてきてくれた。

 安藤さんと別れると、「ばるたんさん」の案内でスーパーへ。かつらぎ町は地元なのでよく知っている。夕食を買い、「ばるたんさん」と別れ、今晩の宿、美嶋温泉へ。国道480号で高野山に向かっていく途中の峠近くに一軒宿の「美嶋荘」がある。到着は21時40分。遅くなった到着を詫びると、さっそく第10湯目の「宿湯」に入る。大浴場と露天風呂。湯から上がると部屋で遅い夕食。さきほどのスーパーで買った吉野名物の「柿の葉ずし」と紀州名物の「さんまずし」を食べる。食後のデザートは無人市で買った「三宝」の残り。最後に「安藤さん」差し入れの「アスパラドリンクX」を飲んだ。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 川辺温泉「きさくの湯」
朝食 川辺温泉「きさくの湯」 ご飯、味噌汁、タチウオ、シラス、生卵、さつま揚げ、ソーセージ、オクラ、のり
9時 川辺温泉「きさくの湯」を出発
1127湯目 龍神温泉「龍神温泉元湯」(600円)
1128湯目 美山温泉「美山療養温泉館」(525円)
1129湯目 中津温泉「あやめの湯」(500円)
昼食 中津温泉「あやめの湯」 「ホロホロ鳥定食」(1575円)
1130湯目 紀伊日高温泉「みちしおの湯」(500円)
1131湯目 滝原温泉「ほたるの湯」(500円)
1132湯目 二の丸温泉「二の丸温泉」(500円)
1133湯目 本町温泉「夢想乃湯」(390円)
1134湯目 龍門山温泉「龍門山温泉」(1000円)
1135湯目 野半の里温泉「蔵乃湯」(800円)
「ばるたんさん」との出会い
「安藤さん」との出会い
21時40分 美嶋温泉「美嶋荘」(1泊朝食6350円)
1136湯目 美嶋温泉「美嶋荘」
夕食 スーパーで買った「柿の葉ずし&さんまずし」
本日の走行距離数 309キロ
本日の温泉入浴数 10湯

川辺温泉「きさくの湯」の朝食「きさくの湯」を出発日高川の流れ

川辺温泉「きさくの湯」の朝食 「きさくの湯」を出発 日高川の流れ

龍神温泉「龍神温泉元湯」美山温泉「美山療養温泉館」「美山療養温泉館」の湯

龍神温泉「龍神温泉元湯」 美山温泉「美山療養温泉館」 「美山療養温泉館」の湯

中津温泉「あやめの湯」「あやめの湯」の内風呂「あやめの湯」の「ホロホロ鳥定食」

中津温泉「あやめの湯」 「あやめの湯」の内風呂 「あやめの湯」の「ホロホロ鳥定食」

これが「あまごずし」日の岬への道紀伊半島西岸の海

これが「あまごずし」 日の岬への道 紀伊半島西岸の海

滝原温泉「ほたるの湯」二の丸温泉「二の丸温泉」無人市の「三宝」

滝原温泉「ほたるの湯」 二の丸温泉「二の丸温泉」 無人市の「三宝」

龍門山温泉「龍門山温泉」野半の里温泉「蔵乃湯」に到着ここが「蔵乃湯」ですよ!

龍門山温泉「龍門山温泉」 野半の里温泉「蔵乃湯」に到着 ここが「蔵乃湯」ですよ!

「蔵乃湯」に入る美嶋温泉「美嶋荘」で「柿の葉ずし&さんまずし」を食べる

「蔵乃湯」に入る 美嶋温泉「美嶋荘」で「柿の葉ずし&さんまずし」を食べる  

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