カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[110日目]

投稿日:2018年6月5日

「夢の温泉」に泊まる

四国編 11日目(2007年3月20日)

 月ヶ谷温泉「月の宿」の朝湯に若林さんと一緒に入ったが、男湯と女湯が入れ替わっている。今朝の男湯は石つくりの大きな湯船。湯はとろっとしている。湯から上がると朝食。塩ジャケや玉子焼き、煮物、味噌豆腐などが見た目にもきれいな器に盛られている。日本食は「目で見るもの」。そんな朝食を食べ、そのあとは「15分寝」の朝寝だ。

 9時、月ヶ谷温泉「月の宿」を出発。勝浦川の清流を眺めながら走り、勝浦の町を走り抜け、徳島に近い勝浦川の河口に出た。

 第1湯目はえびすの湯温泉の日帰り湯「えびすの湯」。オープンと同時の10時到着で、「一番湯」に入れた。大浴場と露天風呂。露天風呂の奥は洞窟風呂になっている。青空のもと、気持ちよく入れる露天風呂。「えびすの湯」から上がったところで、松山に向かっていく若林さんと別れた。

 一人になったカソリ、国道55号を南下し、阿南を過ぎたところで国道195号に入っていく。四ツ足峠を越えて高知県に通じる国道だ。その徳島県側にあるわじき温泉ともみじ川温泉の2湯をめぐることにする。

 だが、最初のわじき温泉への入口を通り過ぎてしまい、第2湯目はもみじ川温泉の日帰り湯「もみじ川温泉」になった。大浴場と露天風呂。小さめな露天風呂につかりながら那賀川のダム湖を眺める。湯から上がると昼食。「そば米雑炊」を食べた。徳島名物の「そば米」はソバを粉にするのではなく、殻をとって米のように、粒で食べるもの。

 もみじ川温泉から国道195号を戻り、第3湯目のわじき温泉の日帰り湯「わじき温泉」に入った。大浴場の石造りの湯船は深い。どっぷりと湯につかりながら那賀川の渓谷美を眺めた。わじき温泉はなかなかの湯なのだが、場所がわかりにくい。国道の入口には看板もないようなところなので、入浴客はぼく一人。貸切湯状態で大浴場の湯につかった。

 国道55号まで戻ると、四国本土最東端の蒲生田岬に向かう。車1台がやっと通れる道幅。あと少しで岬に着くというところで、舗装工事で通行止め…。何ということ。よっぽど歩いていこうかと思ったが、もし歩いて往復したら、このあとの温泉にほとんど入れなくなってしまう…。そこで泣く泣く、引き返した。ということで蒲生田岬の近くにある船瀬温泉の日帰り湯「船瀬温泉保養センター」の湯には入れなかった。

 国道55号を南下する。

 第4湯目は日和佐の町中にある千羽温泉「ホテル千羽」の湯。大浴場と露天風呂の湯に自分一人でゆったり気分でつかった。湯から上がろうとしたとき、どどっと団体さんがやってきた。ラッキー。マイクロバスで四国八十八ヶ所の札所巡りをしている人たち。ここは23番札所薬王寺の門前なのだ。

 第5湯目は鬼ヶ岩屋温泉の日帰り湯「鬼ヶ岩屋温泉」。国道からわずかに入った山中にある。いかにも鬼の岩屋という感じの大岩で覆われた建物。ここの大浴場の広さは感動的。ガラス張りの浴室は長く長く延びる。入浴客の姿はまばら。そんな大浴場にゆったりまったりつかった。

 第6湯目は高知県境に近い宍喰温泉。ここでは道の駅の日帰り湯「宍喰温泉」に入った。白濁した湯。湯にはぬめりがある。浴室からは太平洋を眺めた。ここまでが徳島県の温泉になる。

 国道55号で高知県に入った。さー、高知県の温泉めぐりの開始だ。

 国道55号から国道493号に入り、四郎ヶ野峠を越える。SKYWAVE400でいくつものコーナーを走り抜けていく。まったくといっていいほど、交通量のない国道。やがて日が暮れる。北川村に入り、やっと集落の明かりが見えてきたときは心底、ホッとした。

 第7湯目は北川温泉の日帰り湯「北川村温泉」。大浴場と露天風呂。無色透明のツルツル湯だ。

 第8湯目は国道55号に出てすぐのところにある二十三士温泉の日帰り湯「二十三士温泉」。大浴場と露天風呂。ここもツルツル湯。

 第9湯目は黒潮温泉。8階建ての「高知黒潮ホテル」の隣に日帰り湯「龍馬の湯」がある。大浴場と露天風呂に入り、湯から上がると夕食。「特製カレーライス」を食べた。

 今晩の宿は夢の温泉。その名前がいいではないか。国道55号から国道195号に入り、土佐山田の町並みを走り抜けたところにある。到着は22時。このような遅い時間でも泊めてくれたことに感謝、感謝。ここは以前、泊まったことがあるのでなつかしい。さっそく第10湯目の「宿湯」に入ったが、以前の小さな湯船は、明るく広い湯船に変わっていた。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 月ヶ谷温泉「月の宿」
朝食 月ヶ谷温泉「月の宿」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、玉子焼き、味噌豆腐、煮物、のり、漬物、味噌汁
9時 月ヶ谷温泉「月の宿」
1010湯目 えびすの湯温泉「えびすの湯」(600円)
「若林さん」との別れ
1011湯目 もみじ川温泉「もみじ川温泉」(500円)
昼食 もみじ川温泉「もみじ川温泉」 「そば米雑炊」(525円)
1012湯目 わじき温泉「わじき温泉」(350円)
船瀬温泉 行けず…
1013湯目 千羽温泉「千羽ホテル」(500円)
1014湯目 鬼ヶ岩屋温泉「鬼ヶ岩屋温泉」(800円)
1015湯目 宍喰温泉「宍喰温泉」(400円)
高知県に入る
1016湯目 北川温泉「北川村温泉」(700円)
1017湯目 二十三士温泉「二十三士温泉」(800円)
1018湯目 黒潮温泉「竜馬の湯」(800円)
夕食 黒潮温泉「竜馬の湯」「特製カレーライス」(600円)
22時 夢の温泉「夢の温泉」(1泊朝食6000円)
1019湯目 夢の温泉「夢の温泉」
本日の走行距離数 327キロ
本日の温泉入浴数 10湯

月ヶ谷温泉「月の宿」の朝湯に入る「月の宿」の朝食を食べるえびすの湯温泉「えびすの湯」

月ヶ谷温泉「月の宿」の朝湯に入る 「月の宿」の朝食を食べる えびすの湯温泉「えびすの湯」

若林さんとの別れもみじ川温泉「もみじ川温泉」「もみじ川温泉」の大浴場

若林さんとの別れ もみじ川温泉「もみじ川温泉」 「もみじ川温泉」の大浴場

「もみじ川温泉」からの眺め「もみじ川温泉」の「そば米雑炊」これが「そば米雑炊」

「もみじ川温泉」からの眺め 「もみじ川温泉」の「そば米雑炊」 これが「そば米雑炊」

わじき温泉「わじき温泉」「わじき温泉」の大浴場「わじき温泉」から見る那賀川の流れ

わじき温泉「わじき温泉」 「わじき温泉」の大浴場 「わじき温泉」から見る那賀川の流れ

四国本土最東端の蒲生田岬近くからの眺め千羽温泉「千羽ホテル」「千羽ホテル」の露天風呂

四国本土最東端の蒲生田岬近くからの眺め 千羽温泉「千羽ホテル」 「千羽ホテル」の露天風呂

「千羽ホテル」の露天風呂に入る鬼ヶ岩屋温泉「鬼ヶ岩屋温泉」宍喰温泉「宍喰温泉」

「千羽ホテル」の露天風呂に入る 鬼ヶ岩屋温泉「鬼ヶ岩屋温泉」 宍喰温泉「宍喰温泉」

北川温泉「北川村温泉」二十三士温泉「二十三士温泉」黒潮温泉「竜馬の湯」

北川温泉「北川村温泉」 二十三士温泉「二十三士温泉」 黒潮温泉「竜馬の湯」

「竜馬の湯」の「特製カレーライス」夢の温泉「夢の温泉」

「竜馬の湯」の「特製カレーライス」 夢の温泉「夢の温泉」  

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    日時:2018年9月8日
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