カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[103日目]

投稿日:2018年5月16日

知多半島の温泉めぐり

四国編 4日目(2007年3月13日)

 吉良温泉の温泉旅館「丸十」の朝湯から上がると朝食。湯豆腐、アジの干物、シラスおろし、かまぼこ、わさび漬、のり、漬物で「3杯飯」を食べる。さらに生卵でもう1杯。赤味噌の味噌汁が「三河」を強く感じさせてくれた。

 9時、「丸十」を出発。波静かな三河湾の対岸には、渥美半島のゆるやかな山並みが見える。相棒のスズキの400ccスクーター、スカイウエイブ400を走らせ、国道247号で半田へ。有料の衣浦海底トンネルを抜けて知多半島に入り、半田の中心街へ。

 知多半島の温泉めぐりの開始だ。

 第1湯目は半田温泉「コロナの湯」。「コロナワールド」の大ゲームセンターの奥にある。館内には琴の音色が流れ、「若者には迎合しないよ」という古風さを前面に出している。ゲームセンターと温泉のギャップがおもしろい。なんとも不思議な世界なのだが、「これが今の時代の温泉!?」と思わせるところもある。「コロナの湯」は10時オープンで「一番湯」に入った。さわやかな気分で大浴場と露天風呂の湯につかった。ほとんど無色透明の湯にはかなり濃いミネラル分の味がする。露天風呂の湯が一番濃い味だった。

 半田からは国道247号で知多半島南端の師崎へ。羽豆岬を回りこむと、三河湾から伊勢湾に海が変わる。正面には独特の形をした神島が見え、その左手には渥美半島突端の伊良湖岬が見える。

 第2湯目はうめの湯温泉の日帰り湯「うめの湯」。隣は大食堂&温泉旅館。入浴料を払い、脱衣所で脱いでいるときに、「あ、しまったー!」と青くなる。携帯を「コロナの湯」に置き忘れたことに気がついたのだ。「なんとドジなことを…」。すぐさま「コロナの湯」に電話すると、吉田さんという若い方がすぐに探してくれ、「ありましたよ」という。ありがたい。吉田さんには「のちほど取りにいきますので」とよ〜くお礼をいって電話を切った。

「うめの湯」は「絶景湯」。浴室からは目の前に広がる伊勢湾を眺めた。ここからの神島と伊良湖岬の眺めはとくにいい。

 第3湯目は内海温泉。何軒もの温泉ホテルや温泉旅館が建ち並んでいる。ここでは日帰り湯「白砂の湯」に入った。3階の大浴場からは白砂の砂浜がつづく内海海岸を見下ろした。湯は緑色。塩分がかなり濃い。湯から上がると2階のレストランで昼食。「大アサリ定食」を食べた。三河湾名物の「大アサリ」のフライやグラタン、煮貝つきの定食だ。大アサリといっても身はしまり、味はすこしも大味ではない。まるでハマグリのようだ。

 内海温泉から県道52号経由で南知多道路に入り、一気に半田へ。半田ICで降りると「コロナの湯」に直行。受付の女性から携帯を受け取った。自分のドジさを恥じるのと同時に、こうして無事に受け取ることができ、救われるような思い。吉田さんには会えず、お礼をいえなかったのがちょっぴり残念なことだった。

 半田からさらに知多半島の温泉はつづく。

 第4湯目は半田中央IC入口のすぐ近くにあるごんぎつねの湯温泉の日帰り湯「ごんぎつねの湯」。露天風呂は茶色の湯。かなり塩分が濃い。洞窟風呂もある。内風呂は真水。

 半田からは知多半島を横断(といってもたいした距離ではないが)し、常滑へ。さんざん探した霊潮温泉は廃業湯…。

 知多半島西側の国道155号を北へ。

 第5湯目は玉ノ湯温泉の日帰り湯「丸屋玉ノ湯」。大浴場は白湯だが、露天風呂は天然温泉。無色透明の湯だ。ここから大府へ。

 第6湯目はめぐみの湯温泉の日帰り湯「めぐみの湯」。ここも大浴場は白湯。露天風呂と五右衛門風呂が天然温泉。無色透明の塩分の濃い湯だ。

 第7湯目はあいち健康の森温泉「もりの湯」。圧倒されそうな大きな建物の「あいち健康プラザ」の4階にある。眺望抜群の展望風呂。内風呂のみで塩分の濃い無色透明の湯。ここを最後に知多半島の温泉めぐりを終え、大府東海ICで知多半島道路に入った。

 知多半島道路から伊勢湾岸道へ。

 愛知県の弥富木曽岬ICで降りて木曽岬温泉に入り、三重県の湾岸桑名ICで降りて桑名温泉に入るつもりだったが、気がつくと愛知県から三重県に入っていた。湾岸桑名ICで降り、料金所で聞いてみると、弥富木曽岬ICは変則のICで、入口だけだという。ということで木曽岬温泉は断念した。

 第8湯目は桑名温泉の日帰り湯「元気村」の湯。大浴場は湯気がモウモウとたちこめ、何も見えない。浴室の中央には歩行浴の深い浴槽があり、湯の中で歩いた。この歩行浴は相当の効果がある。湯から上がると夕食。「刺身定食」を食べた。マグロ、ハマチ、イカ、エビの刺身に赤だしの味噌汁がついていた。

 夕食を食べ終わったところで宿探し。20時の宿探しだ。これが何ともうれしかった。というのは最初に電話した三重県内では最大の温泉地、湯の山温泉の「ウエルネス・イン鈴鹿路」で宿がとれたからだ。こういうときは思わず「やったね!」と声が出てしまう。

 湾岸桑名ICで伊勢湾岸道に入り、東名阪で四日市ICへ。そこからは国道477号で湯の山温泉へ。

 第9湯目の「ウエルネス・イン鈴鹿路」に到着したのは21時。すぐさま「宿湯」に入る。さすが名湯、やわらかな湯の感触がたまらない。若干ぬめりもある。今日は一日、塩分の濃い湯に入りつづけたので、絹のようなサラサラ感で体にまきつく湯がすごく良く感じられた。大浴場も露天風呂も自分一人。名湯を独占し、心ゆくまで楽しんだ。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 吉良温泉「丸十」
朝食 吉良温泉「丸十」 ご飯、味噌汁、湯豆腐、生卵、アジの干物、シラスおろし、カマボコ、わさび漬け
9時 吉良温泉「丸十」を出発
938湯目 半田温泉「コロナの湯」(600円)
939湯目 うめの湯温泉「うめの湯」(500円)
940湯目 内海温泉「白砂の湯」(1000円)
昼食 内海温泉「白砂の湯」 「大アサリ定食」(1260円)
941湯目 ごんぎつねの湯温泉「ごんぎつねの湯」(800円)
霊潮温泉 廃業湯
942湯目 玉ノ湯温泉「丸屋玉ノ湯」(750円)
943湯目 めぐみの湯温泉「めぐみの湯」(850円)
944湯目 あいち健康の森温泉「もりの湯」(600円)
三重県に入る
945湯目 桑名温泉「元気村」(700円)
夕食 桑名温泉「元気村」 「刺身定食」(1450円)
21時 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」(1泊朝食7000円)
946湯目 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」
本日の走行距離数 217キロ
本日の温泉入浴数 9湯

吉良温泉「丸十」の朝湯に入る「丸十」の朝食を食べる「丸十」を出発

吉良温泉「丸十」の朝湯に入る 「丸十」の朝食を食べる 「丸十」を出発

波静かな三河湾。対岸には渥美半島が見える半田温泉「コロナの湯」知多半島南端の師崎の漁港

波静かな三河湾。対岸には渥美半島が見える 半田温泉「コロナの湯」 知多半島南端の師崎の漁港

知多半島から渥美半島と神島を見るうめの湯温泉「うめの湯」内海温泉「白砂の湯」

知多半島から渥美半島と神島を見る うめの湯温泉「うめの湯」 内海温泉「白砂の湯」

内海温泉「白砂の湯」の「大アサリ定食」ごんぎつねの湯温泉「ごんぎつねの湯」霊潮温泉は廃業湯

内海温泉「白砂の湯」の「大アサリ定食」 ごんぎつねの湯温泉「ごんぎつねの湯」 霊潮温泉は廃業湯

めぐみの湯温泉「めぐみの湯」あいち健康の森温泉「もりの湯」桑名温泉「元気村」

めぐみの湯温泉「めぐみの湯」 あいち健康の森温泉「もりの湯」 桑名温泉「元気村」

桑名温泉「元気村」の「刺身定食」湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」「ウェルネス・イン鈴鹿路」の湯に入る

桑名温泉「元気村」の「刺身定食」 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」 「ウェルネス・イン鈴鹿路」の湯に入る

Comments

Comments are closed.

  • イベント情報

    ひめさゆりバイクミーティング2018
    日時:2018年6月17日
       10:00〜(雨天決行)
       前夜祭 16日18:30〜
       ※前夜祭は会費5,000円
        (要事前申込)

    会場:会津高原南郷スキー場
       福島県南会津町界

    今年も賀曽利隆のトークショーを開催予定。詳しくは公式フェイスブックをご覧ください。
  • ツイッター

  • 新刊紹介


    アンダー400 No.69
    4月6日発売

    賀曽利隆の日帰り林道ガイド

    いわき勿来編


    風まかせ No.68
    5月7日発売

    焚火日和
    福島県楢葉町

  • ツーリングマップル

    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越

    中部 北陸関西

    中国・四国九州 沖縄

    2018年度版発刊に寄せて
    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越

    中部 北陸関西

    中国・四国九州 沖縄

    2018年度版発刊に寄せて
  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    7月24日発売
    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    http://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。
Scroll Up