カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[94日目]

投稿日:2018年4月19日

美濃から飛騨へ

西部編 45日目(2007年2月23日)

 郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」の朝湯に入る。大浴場と露天風呂。露天風呂からは長良川の流れを見下ろす。湯から上がると朝食。ご飯、味噌汁、干物(アユ)、湯豆腐、半熟卵、カマボコ、ハム、山菜、のりの朝食を食べる。アユの干物が出るのが郡上八幡の宿らしい。

 9時30分、郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」を出発。朝から雨…。

 まずは子宝の湯温泉「子宝の湯」に行ったが、ここは定休日で入れず。ということで第1湯目は武芸川温泉の日帰り湯「ゆとりの湯」になった。ここは人気の湯で混みあっていた。人をかきわけるようにして大浴場と露天風呂に入った。

 第2湯目は上之保温泉の日帰り湯「ほほえみの湯」。大浴場と露天風呂。「温泉に雨は関係ない」と強がりをいって、雨に濡れながら露天風呂の湯につかる。この露天風呂はなかなかの「絶景湯」。湯につかりながらまわりの山々を眺めた。

 美並ICで東海北陸道に入り、雨に打たれながら北へと走る。

 ぎふ大和ICで高速を降り、第3湯目の母袋温泉へ。母袋温泉スキー場の前に日帰り湯の「母袋温泉」がある。スキー場は営業をしているものの雪が少ないので、スキーヤーの姿はまったくない。それでもリフトは動き、スキー場には大音量で音楽が流れている。気の毒になってしまうような光景だ。

 ということで「母袋温泉」にも誰もいない。入浴客はぼく一人。貸切湯状態で内風呂と露天風呂に入った。湯から上がると食堂で昼食。ガラーンとした食堂で自分一人、ここの名物の「けーちゃん定食」を食べた。味つけ肉をフライパンで焼いたもの。キャベツをゴソッと入れる。ボリューム満点。

 第4湯目はやまと温泉。日帰り湯「やすらぎ館」の湯に入った。ここは道の駅「古今伝授の里やまと」にある。やまと温泉を出るころには、やっと雨は上がった。

 第5湯目は白鳥温泉の日帰り湯「美人の湯しろとり」。大浴場と大露天風呂。大浴場には檜風呂。大露天風呂は大岩をふんだんに使った造り。湯につかりながら目の前の本格派庭園を眺める。「美人の湯」は、かなりの「ツルツル度」。飲泉可で、浴場の入口には「湯呑場」がある。

 第6湯目は石徹白峠山温泉の日帰り湯「満天の湯」。中央分水嶺の桧峠に近い稜線上にある温泉で、ここは周辺のスキー場で滑ったスキーヤーたちでにぎわっていた。大浴場と大露天風呂の湯に入ったが、露天風呂は「絶景湯」。白濁した湯につかりながら越美(越前・美濃)国境の雪山群を眺めた。

 第7湯目は湯の平温泉の日帰り湯「湯の平温泉」。大浴場は湯気でもうもう。人の顔も見えないほど。大露天風呂は広々している。日が落ち、気温がガクンと下がったので、凍りつくような冷気に触れながら湯につかった。

 湯の平温泉を上がると、国道156号で蛭ヶ野峠に向かっていく。急な登り。「長良川源流」の大きな看板も見える。峠上は平坦な地形。そこから荘川へと下っていく。峠を越え、美濃から飛騨に入ったとたんに、雪の量がぐっと多くなる。天気は急変し、雪まじりの猛烈な風が吹き荒れている。風は強いが、雪は舞う程度で、ありがたいことに路面に積もることはなかった。同じ岐阜県とはいっても、美濃と飛騨はまったく違う世界。春爛漫から真冬に逆戻りだ。「飛山濃水」とはよくいったもので、山地の飛騨と平地の美濃では風景も違うし、季節も違う。

 第8湯目はひだ荘川温泉「桜香の湯」。大浴場と露天風呂。露天風呂には浅い湯船と深い湯船、それと円形の湯船がある。円形の露天風呂にはゆったり気分で入れた。

 ひだ荘川温泉「桜香の湯」の湯から上がると、荘川の食事処「石松」で夕食。「おまかせご飯」を食べた。ご飯に煮込みうどんとモツの煮込みがついている。

 国道156号を北上し、今晩の宿、平瀬温泉へ。風は一段と強くなり、暴風状態。怖いのは橋上だ。猛烈な風に吹かれて橋の欄干に激突しそうになったほど。21時20分、平瀬温泉の旅館「くろゆり荘」に到着したときは、「助かった〜〜〜!」と声が出た。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」
朝食 郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」 ご飯、味噌汁、干物(アユ)、湯豆腐、半熟卵、カマボコ、ハム、山菜、のり
9時30分 郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」を出発
子宝の湯温泉「子宝の湯」 定休日
847湯目 武芸川温泉「ゆとりの湯」(600円)
道三温泉 入浴料が1600円なのでパス
848湯目 上之保温泉「ほほえみの湯」(500円)
大峠 峠越え
849湯目 母袋温泉「母袋温泉」(500円)
昼食 母袋温泉「母袋温泉」 「けーちゃん定食」(800円)
850湯目 やまと温泉「やすらぎ館」(600円)
851湯目 白鳥温泉「美人の湯しろとり」(650円)
桧峠 峠返し
852湯目 石徹白峠山温泉「満天の湯」(800円)
853湯目 湯の平温泉「湯の平温泉」(500円)
蛭ヶ野峠 峠越え
854湯目 ひだ荘川温泉「桜香の湯」(700円)
夕食 荘川の「石松」 「おまかせご飯」(1000円)
21時10分 平瀬温泉「くろゆり荘」(1泊朝食8250円)
855湯目 平瀬温泉「くろゆり荘」
本日の走行距離数 229キロ
本日の温泉入浴数 9湯

郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」の夜明け「ホテル郡上八幡」の朝湯に入る「ホテル郡上八幡」の館内

郡上八幡温泉「ホテル郡上八幡」の夜明け 「ホテル郡上八幡」の朝湯に入る 「ホテル郡上八幡」の館内

「ホテル郡上八幡」の朝食朝食のアユを焼く「ホテル郡上八幡」を出発

「ホテル郡上八幡」の朝食 朝食のアユを焼く 「ホテル郡上八幡」を出発

武芸川温泉「ゆとりの湯」上之保温泉「ほほえみの湯」県道323号の大峠に到達

武芸川温泉「ゆとりの湯」 上之保温泉「ほほえみの湯」 県道323号の大峠に到達

母袋温泉のスキー場母袋温泉「母袋温泉」「母袋温泉」の大浴場

母袋温泉のスキー場 母袋温泉「母袋温泉」 「母袋温泉」の大浴場

「母袋温泉」の「けーちゃん定食」やまと温泉「やすらぎ館」白鳥温泉「美人の湯しろとり」の「湯呑場」

「母袋温泉」の「けーちゃん定食」 やまと温泉「やすらぎ館」 白鳥温泉「美人の湯しろとり」の「湯呑場」

桧峠からの眺め石徹白峠山温泉「満天の湯」湯の平温泉「湯の平温泉」

桧峠からの眺め 石徹白峠山温泉「満天の湯」 湯の平温泉「湯の平温泉」

ひだ荘川温泉「桜香の湯」荘川の食事処「石松」の「おまかせご飯」

ひだ荘川温泉「桜香の湯」 荘川の食事処「石松」の「おまかせご飯」  

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    日時:2018年6月17日
       10:00〜(雨天決行)
       前夜祭 16日18:30〜
       ※前夜祭は会費5,000円
        (要事前申込)

    会場:会津高原南郷スキー場
       福島県南会津町界

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