カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

アドレス日本巡礼[308]

投稿日:2015年7月29日

鳥居本宿から番場宿へ

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月28日

IMG_5485

中山道のモニュメント

IMG_5487

摺針峠の峠道

IMG_5488

摺針峠に到達

IMG_5489

「明治天皇 御小休所」の石碑

 往時の宿場の風情が残る鳥居本宿を走り抜けると国道8号に合流。そこには中山道のモニュメントが建っている。国道8号をわずかに走ったところで右折し、摺針峠へ。ゆるやかな峠道を登っていく。峠上の家の前には「明治天皇 御小休所」の石碑が立っている。それには摺針峠ではなく、磨針峠と彫り刻まれている。

 摺針峠を下っていくと、名神高速道路の脇を走り、番場宿に入っていく。ここには中世の山城の鎌刃城跡が残り、久禮の一里塚跡も残っている。一里塚跡の案内板には「江戸へ約百十七里(459・5?) 京三条へ約十九里(74・6?) 江戸時代には三十六町を一里とし、一里毎に道の両側に盛土して塚が築かれました。川柳に『くたびれたやつが見付ける一里塚』とありますが、旅人は腰を下ろして一息し、憩いの場にしたことでしょう。久禮の一里塚には右側にはとねり木、左側には榎が植えられていました」とある。

 旧街道沿いには番場宿の静かなたたずまいの家並みがつづく。

 番場といえば「番場の忠太郎」が有名。番場生まれのヤクザだが、実在の人物ではない。番場の忠太郎は長谷川伸の戯曲「瞼の母」の主人公。5歳のとき生き別れた母を探しに旅に出る。江戸柳橋の料理屋水熊の女将おはまが母とわかるが、おはまは名のらず、忠太郎は母への思いを胸にふたたび旅立つのだ。昭和6年の初演以来、舞台・映画・テレビなどで数おおく上演されている。蓮華寺には 忠太郎の像が建ち、「忠太郎地蔵」がまつられている。

IMG_5490IMG_5491IMG_5492

摺針峠の峠上の家 摺針峠の峠上の家々 名神高速の脇を通る

IMG_5494IMG_5495IMG_5498

水田越しに伊吹山を見る 番場宿の入口 番場宿を行く

IMG_5500IMG_5501IMG_5503

番場宿の碑 番場宿の一里塚跡碑 番場の忠太郎像

Comments

Comments are closed.

  • 新刊紹介


    モトチャンプ 2022年7月号
    6月6日発売

    賀曽利隆の
    クレイジージャニー

  • ツーリングマップル 2022

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • おすすめの一冊


    松尾清晴
    ワルキューレ1500cc
    オートバイ地球ひとり旅
    アフリカ編

    鳥影社
    344ページ 1,600円+税

    19年間で140ヵ国、39万㎞を走った松尾さんの地球ひとり旅。その第1弾目として「アフリカ編」が出た。松尾さんのパワーには圧倒されるが、旅への情熱がけた外れに大きい。JRを早期退職して56歳で世界に旅立った松尾さん。「アフリカ編」のあとは、
    「ヨーロッパ編」
    「アメリカ大陸編」
    「シベリア横断・中央アジア編」
    「アジア・オセアニア編」
    「朝鮮半島編」
    「東南アジア編」と出版予定。

    (賀曽利隆)

    御年77歳の海外ツーリングライダー、松尾さんの初めての著書。英語もほとんど話せず、ガイドブックも持たず、地図は高校の授業で使う世界地図帳だけ。まさに行き当たりばったりの旅ながら、何とかなってしまうのだから凄い。私もインド・バラナシでお会いしましたが、ホントに日本語とジェスチャーだけでも通じていました。海外ツーリングを夢見る、すべてのライダーに勇気を与えてくれる本です。

    (荒木優子)

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。