カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

アドレス日本巡礼[304]

投稿日:2015年7月20日

東海道との追分に至る

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月28日

IMG_5442

大津宿

IMG_5443

瀬田の唐橋

IMG_5444

瀬田川の流れ

 大津を出発。中山道&東海道の大津宿を走り抜け、瀬田川にかかる「瀬田の唐橋」を渡る。交通量がまだ少ない時間帯なので、橋の上でアドレスを止め、瀬田川の流れを見ることができた。瀬田の唐橋よりも琵琶湖側には、国道1号の瀬田川大橋とJR東海道本線の鉄橋がかかっている。

「湖国・近江」はその名の通り、琵琶湖が中心の国。琵琶湖には近江を取り巻く伊賀や伊勢、美濃、越前、若狭、丹波、山城との国境を成す山々から何本もの川が流れ込んでいるが、琵琶湖から流れ出る川はこの瀬田川の1本だけしかない。瀬田川は滋賀県から京都府に入ると宇治川と名前を変え、宇治川ラインを流れ下り、京都盆地出口の山崎で桂川、木津川と合流し、淀川となって大阪湾に流れ出る。

 瀬田川を渡った瀬田は古い歴史を残す町。この一帯はかつての近江の中心で国府が置かれ、国分寺が建立された。瀬田の街道沿いの町並みを抜けたところで近江の一宮、建部大社を参拝。祭神は日本武尊。日本武尊は父景行天皇の命により、わずか16歳にして熊襲を討ち、さらに東国の夷を平定し、32歳にして伊勢の能褒野で死んだ。このあたりのことは『古事記』や『日本書紀』の日本武尊の項に詳しい。

 建部大社の参拝を終えると旧道をそのまま走り、国道1号を横切り、草津宿に入っていく。草津宿には往時の宿場の町並みががよく残っている。その中に「草津 街並み博物館」や「草津宿街道交流館」などがあり、立派な造りの「田中七左衛門本陣」は公開されている。この本陣の斜め前が中山道と東海道の追分。東海道は右に曲がり、中山道は直進する。天上川の草津川の下を走り抜け、草津駅の近くを通り、次の守山宿に向かった。

IMG_5446IMG_5447IMG_5449

建部大社の鳥居 建部大社の神門 建部大社を参拝

IMG_5451IMG_5452IMG_5453

草津宿の「街並み博物館」 草津宿の白壁の土蔵 ここが草津宿の追分

Comments

Comments are closed.

  • 新刊紹介


    モトチャンプ 2022年7月号
    6月6日発売

    賀曽利隆の
    クレイジージャニー

  • ツーリングマップル 2022

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • おすすめの一冊


    松尾清晴
    ワルキューレ1500cc
    オートバイ地球ひとり旅
    アフリカ編

    鳥影社
    344ページ 1,600円+税

    19年間で140ヵ国、39万㎞を走った松尾さんの地球ひとり旅。その第1弾目として「アフリカ編」が出た。松尾さんのパワーには圧倒されるが、旅への情熱がけた外れに大きい。JRを早期退職して56歳で世界に旅立った松尾さん。「アフリカ編」のあとは、
    「ヨーロッパ編」
    「アメリカ大陸編」
    「シベリア横断・中央アジア編」
    「アジア・オセアニア編」
    「朝鮮半島編」
    「東南アジア編」と出版予定。

    (賀曽利隆)

    御年77歳の海外ツーリングライダー、松尾さんの初めての著書。英語もほとんど話せず、ガイドブックも持たず、地図は高校の授業で使う世界地図帳だけ。まさに行き当たりばったりの旅ながら、何とかなってしまうのだから凄い。私もインド・バラナシでお会いしましたが、ホントに日本語とジェスチャーだけでも通じていました。海外ツーリングを夢見る、すべてのライダーに勇気を与えてくれる本です。

    (荒木優子)

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。