カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

アドレス日本巡礼[122]

投稿日:2014年8月27日

「おー、インカの遺跡!」

四国八十八ヵ所めぐり 2009年5月1日
IMG_2909

第31番の近願寺の山門

IMG_2910

近願寺の大蘇鉄

IMG_2911

近願寺の本堂

IMG_2915

第32番の愛染寺の山門

 旧池田町の池田周辺の札所をめぐる。
 第31番の誓願寺(せいがんじ)では、見事な彫刻がほどこされた鐘楼門の山門をくぐると、本堂前の大蘇鉄が目に飛び込んでくる。樹齢1000年以上といわれているが、主幹の高さは2メートル、根回り6メートルという日本一の大蘇鉄。国の天然記念物に指定されている。
 第32番の愛染寺(あいぜんじ)には真柏の古木がある。これは樹齢900年以上。このような古木があることが、小豆島の寺々の歴史の古さを証明している。愛染寺では本堂を参拝したあと、奥の院にも足を延ばした。
 第33番の長勝寺(ちょうしょうじ)は大きな寺。ここには「伝池田八幡本地仏坐像」がまつられている。3体の坐像は頭は仏像だが、首から下は神。日本の神仏混淆を象徴するかのような像なのである。
 これら3ヵ所の札所をめぐったあと、「池田の野天桟敷」を見た。石垣を段々にして築かれた野天の桟敷で、高さ15メートル、幅200メートルの6~8段の階段になっている。これを見た瞬間、「おー、インカの遺跡!」と思ったほど。アンデス山中のインカの石造遺跡を連想させるものだった。
 秋祭りの太鼓や神輿の大練りを見物するものだといわれているが、小豆島で盛んな農村歌舞伎が演じられたのかもしれない。野天桟敷のてっぺんに立つと、池田の町並みや池田港が一望できた。

IMG_2916IMG_2917IMG_2918

愛染寺の鐘 愛染寺の本堂 愛染寺の真柏の古木

IMG_2919IMG_2920IMG_2921

第33番の長勝寺 長勝寺から池田の中心街を望む 池田の野天桟敷


より大きな地図で アドレス日本巡礼(四国八十八ヵ所)3 を表示

Comments

Comments are closed.

  • 新刊紹介


    モトチャンプ 2022年7月号
    6月6日発売

    賀曽利隆の
    クレイジージャニー

  • ツーリングマップル 2022

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • おすすめの一冊


    松尾清晴
    ワルキューレ1500cc
    オートバイ地球ひとり旅
    アフリカ編

    鳥影社
    344ページ 1,600円+税

    19年間で140ヵ国、39万㎞を走った松尾さんの地球ひとり旅。その第1弾目として「アフリカ編」が出た。松尾さんのパワーには圧倒されるが、旅への情熱がけた外れに大きい。JRを早期退職して56歳で世界に旅立った松尾さん。「アフリカ編」のあとは、
    「ヨーロッパ編」
    「アメリカ大陸編」
    「シベリア横断・中央アジア編」
    「アジア・オセアニア編」
    「朝鮮半島編」
    「東南アジア編」と出版予定。

    (賀曽利隆)

    御年77歳の海外ツーリングライダー、松尾さんの初めての著書。英語もほとんど話せず、ガイドブックも持たず、地図は高校の授業で使う世界地図帳だけ。まさに行き当たりばったりの旅ながら、何とかなってしまうのだから凄い。私もインド・バラナシでお会いしましたが、ホントに日本語とジェスチャーだけでも通じていました。海外ツーリングを夢見る、すべてのライダーに勇気を与えてくれる本です。

    (荒木優子)

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。