カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

アドレス日本一周 west[80]

投稿日:2013年2月17日

太郎を越えて

熊本←長崎
←佐賀←福岡←山口←広島←岡山←兵庫←大阪←和歌山←徳島←香川←愛媛
←高知←徳島←和歌山←奈良←和歌山←三重←愛知←静岡←神奈川←東京

 日奈久温泉を出発。アドレスを走らせ、国道3号で水俣へ。「三太郎峠」の第1番目、赤松太郎峠を越えると田浦。道の駅「たのうら」で国道3号を右折し、御立岬に行く。
 岬の一帯は「御立岬公園」になっている。ここには温泉施設や海水浴場、キャンプ場などがある。
 アドレスを止めると、まずは御立岬公園のシンボルタワーに登った。八代海の対岸には天草諸島の御所浦島が大きく見える。このシンボルタワーには「愛の鐘」ではなく、無数の「愛の鍵」がぶらさがっている。その数は1000個以上にもなるという。
 次に「御立岬温泉センター」(入浴料500円)の湯に入った。ほぼ無色透明の塩分の濃い湯。大浴場、露天風呂ともに入浴客はぼく一人。天草の島々を眺めながら露天風呂につかる気分は最高だ。湯から上がると、レストランで昼食。「タイのアラ煮定食」(850円)を食べた。そのあとは人一人いない海水浴場の砂浜を歩いた。
 御立岬から国道3号に戻ると、佐敷太郎峠、津奈木太郎峠を越えて水俣に向かった。
 赤松太郎峠、佐敷太郎峠、津奈木太郎峠は「三太郎峠」といわれているが、かつては薩摩街道一番の難所だった。旧道を走ってみると、それがよくわかる。
 三太郎峠の標高は津奈木太郎峠が278メートル、佐敷太郎峠が324メートル、赤松太郎峠が138メートルと、それほど高くはない。だが海のすぐ近くの峠なので、数字以上の高さ、険しさを感じる。
 ところで三太郎峠の「太郎」は、なんともユーモラスではないか。このあたりでは峠のことを「タロウ」とでもいうのかなと考えてみた。西日本では峠のことを「タワ」とか「タオ」というところが多いからだ。しかし地元の人に聞くとそうでもないらしい。なぜ「太郎」なのか、ものすごく知りたいと思った。

IMG_0352_smallIMG_0353_small

御立岬のシンボルタワー
天草の島々を見る


IMG_0354_smallIMG_0355_small

「御立岬温泉センター」
「御立岬温泉センター」の大浴場


IMG_0357_smallIMG_0358_small

「タイのアラ煮定食」
御立岬の砂浜


IMG_0361_smallIMG_0362_small

御立岬の突端
御立岬沖の殿島


Comments

Comments are closed.

  • 新刊紹介


    モトチャンプ 2022年7月号
    6月6日発売

    賀曽利隆の
    クレイジージャニー

  • ツーリングマップル 2022

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • おすすめの一冊


    松尾清晴
    ワルキューレ1500cc
    オートバイ地球ひとり旅
    アフリカ編

    鳥影社
    344ページ 1,600円+税

    19年間で140ヵ国、39万㎞を走った松尾さんの地球ひとり旅。その第1弾目として「アフリカ編」が出た。松尾さんのパワーには圧倒されるが、旅への情熱がけた外れに大きい。JRを早期退職して56歳で世界に旅立った松尾さん。「アフリカ編」のあとは、
    「ヨーロッパ編」
    「アメリカ大陸編」
    「シベリア横断・中央アジア編」
    「アジア・オセアニア編」
    「朝鮮半島編」
    「東南アジア編」と出版予定。

    (賀曽利隆)

    御年77歳の海外ツーリングライダー、松尾さんの初めての著書。英語もほとんど話せず、ガイドブックも持たず、地図は高校の授業で使う世界地図帳だけ。まさに行き当たりばったりの旅ながら、何とかなってしまうのだから凄い。私もインド・バラナシでお会いしましたが、ホントに日本語とジェスチャーだけでも通じていました。海外ツーリングを夢見る、すべてのライダーに勇気を与えてくれる本です。

    (荒木優子)

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。