カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

5月11日(2)小名浜

投稿日:2011年5月27日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 3]2011年5月11日

 東北太平洋岸最南端の鵜ノ子岬を出発。勿来から国道6号経由で小名浜へ。
 勿来はそれほどの被害は見られなかったが、小名浜は一転して、大きな被害を受けていた。その間はわずか10キロほどでしかないのに、ずいぶんと大きな差がある。
 小名浜のあちこちで大津波の爪痕をまざまざと見せつけられた。臨海工業地帯も相当の被害を受けている。
 大津波の直撃を受けた東北最大の水族館「アクアマリンふくしま」は休業中。小名浜港は商港も漁港も大きな被害を受けていた。
 魚市場の建物は残ったが、ここで競りが再開されるまでには、まだ相当の時間がかかりそうだ。お目当ての「市場食堂」は休業中。その前はガレキの山と化していた。道をはさんで反対側にある「あさひや食堂」の建物はメチャクチャになっていた。

「アクアマリンふくしま」は休業中
人影のなったくない小名浜漁港の魚市場


 漁港の岸壁に乗り上げた1000トンクラスの大型漁船が3000トン級のクレーン船でつりあげられ、海に戻す作業が完了したことだった。漁港を見にきた人は、小名浜漁港復興の大きな第1歩になるといって喜んでいた。
 その人は「まさか小名浜にこれだけ大きな津波が来るなんで、誰も思ってなかった」
 といっていた。

小名浜港にやってきた巨大クレーン船
「市場食堂」前のガレキの山


 カツオ漁が始まる前に小名浜漁港が復活し、水揚げがはじまり、競りがまじまるのを期待しよう。そのときはきっと「市場食堂」も再開されるはずだ。
 小名浜港を守るような形で東側に三崎が突き出ているが、もしこの岬がなかったら、小名浜は壊滅的な状態になったであろう。
 三崎の展望台に登り、そこから小名浜漁港を見下ろした。
 次に三崎の潮見台から小名浜周辺の海岸線を見下ろした。
 三崎公園の園地にある「マリンタワー」は休業中だ。

小名浜漁港の岸壁
三崎の展望台から見下ろす小名浜漁港


三崎の潮見台から見る南側の海岸線

三崎公園のマリンタワーは休業中

Comments

Comments are closed.

  • おすすめの一冊

  • 新刊紹介


    モトチャンプ
    2022年9月号
    8月6日発売

    賀曽利隆の
    クレイジージャーニー

  • ツーリングマップル 2022

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越
    中部 北陸関西
    中国・四国九州 沖縄

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • おすすめの一冊


    松尾清晴
    ワルキューレ1500cc
    オートバイ地球ひとり旅
    アフリカ編

    鳥影社
    344ページ 1,600円+税

    19年間で140ヵ国、39万㎞を走った松尾さんの地球ひとり旅。その第1弾目として「アフリカ編」が出た。松尾さんのパワーには圧倒されるが、旅への情熱がけた外れに大きい。JRを早期退職して56歳で世界に旅立った松尾さん。「アフリカ編」のあとは、
    「ヨーロッパ編」
    「アメリカ大陸編」
    「シベリア横断・中央アジア編」
    「アジア・オセアニア編」
    「朝鮮半島編」
    「東南アジア編」と出版予定。

    (賀曽利隆)

    御年77歳の海外ツーリングライダー、松尾さんの初めての著書。英語もほとんど話せず、ガイドブックも持たず、地図は高校の授業で使う世界地図帳だけ。まさに行き当たりばったりの旅ながら、何とかなってしまうのだから凄い。私もインド・バラナシでお会いしましたが、ホントに日本語とジェスチャーだけでも通じていました。海外ツーリングを夢見る、すべてのライダーに勇気を与えてくれる本です。

    (荒木優子)

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。