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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

東北を走ろう! 神社仏閣編

投稿日:2011年5月5日

東北のパワースポットを目指して走ろう!

東北各地の名刹、名社を紹介しよう。寺社参りをすると心が洗われるような気分になるし、交通安全のご利益はあるし、寺社をとりまく豊かな自然を感じとることもできる。それに何よりも東北の精神文化を知ることができる。そこではきっと新たな発見もあることだろう。さー、みなさん、東北を走ろう! 東北各地の寺社を巡ろう!

寺社名のあとの数字とアルファベットは『ツーリングマップル東北』のページ数、位置を示しています。たとえば恐山・菩提寺の103C?7は103ページのC?7を意味しています。

1、恐山・菩提寺< おそれざん・ぼだいじ[青森県]103C-7
「日本三大地獄」の恐山。「恐山」というのは菩提寺(円通寺・写真)の山号。おどろおどろした地獄の風景の向こうに宇曽利山湖が広がり、火山の恐山外輪山が連なる。境内には恐山温泉の湯屋。ここには宿坊もある。


2、弘前・最勝院 ひろさき・さいしょういん[青森県]88H-2
津軽氏10万石の城下町、弘前の寺町の一角にある。境内には日本最北の五重塔(写真)。均整のとれた美しさには目を奪われる。近くには津軽氏の菩提寺、長勝寺もある。


3、平泉・中尊寺 ひらいずみ・ちゅうそんじ[岩手県]52D-2
慈覚大師開基の天台宗の名刹。ここは平泉の中心だ。門前には弁慶の墓。杉木立の参道を歩くと左手には弁慶堂、その先の右手に本堂(写真)。さらに奥に歩くと藤原氏4代のミイラを安置する金色堂がある。


4、平泉・毛越寺 ひらいずみ・もうつうじ[岩手県]52D-3
かつては中尊寺をしのぐ規模。薬師如来をまつる本堂(写真)は大きなもの。「大泉が池」を中心とした広大な庭園は国の特別名勝に指定されている。東北らしいのびやかさを感じさせる大庭園だ。


5、一関・配志和神社 いちのせき・はいしわじんしゃ[岩手県]52D-4
日本武尊をまつる古社。豊かな自然に囲まれた神社で、長い参道はまるでハイキングコースの山道のようだ。これだけの自然が一関の町並みに隣りあってあることに驚かされる。


6、秋田・八幡秋田神社 あきた・はちまんあきたじんじゃ[秋田県]65J-1
秋田は佐竹氏20万石の城下町。秋田駅近くの久保田城の本丸跡に八幡秋田神社(写真)はまつられている。秋田神社は初代藩主の佐竹義宣をまつっているが、その秋田神社と佐竹氏の氏神の八幡神社を合祀して八幡秋田神社になった。


7、象潟・蚶満寺 きさかた・かんまんじ[秋田県]54D-3
象潟は「奥の細道」のハイライトシーン。 蚶満寺の山門前には芭蕉像が建っている。境内には舟つなぎ石が残されているが、それが当時は「象潟」という潟の岸辺にある寺だったことを証明している。


8、鳴子・温泉神社 なるこ・おんせんじんじゃ[宮城県]46D-3
ここが鳴子温泉発祥の地。共同浴場「滝の湯」の上にある。一見すると寺風の建物。東北では数少ない式内社(平安時代の延喜式内社)。隣りの川渡温泉の温泉石神社も同様で、ともに1000年以上の歴史がある。


9、松島・瑞巌寺 まつしま・ずいがんじ[宮城県]35B-1
ここは奥州第一の禅寺。総門から中門までつづく深い杉木立を歩くと、豪壮な方丈形式の本堂(写真)が建っている。これは東北では中尊寺の金色堂と仙台の大崎八幡宮、羽黒山の五重塔と並ぶ国宝建造物。


10、塩竃・塩竃神社 しおがま・しおがまじんじゃ[宮城県]34M-3
ここは奥州の一の宮。地元では「塩竃さま」と呼ばれて親しまれている。表参道の石段は202段。ちょっと息が切れる。登りつめると豪壮華麗な神門(写真)と本殿。伊達藩主が10年の歳月をかけて造営したという。


11、仙台・国分寺 せんだい・こくぶんじ[宮城県]34J-5
ここは陸奥国の国分寺。国分寺は他国同様、衰退したが、慶長12年(1607年)、伊達政宗が薬師堂を再建。それ以降、仁王門、鐘楼、坊などが造営された。明治以降はすっかり廃れて、今の国分寺(写真)には寂しさが漂っている。


12、仙台・東照宮 せんだい・とうしょうぐう[宮城県]34I-4
この地に東照宮を勧請したのは伊達藩2代目の忠宗。3代将軍家光の許しを得て承応3年(1654年)に建立した。日光東照宮のような華やかさはないが、入母屋造りの随身門(写真)は堂々としたもので、国指定の重要文化財になっている。


13、岩沼・竹駒神社 いわぬま・たけこまじんじゃ[宮城県]30H-2
ここは「日本三大稲荷」として知られる「竹駒稲荷」。大鳥居をくぐったところには芭蕉の「桜より松は二木を三月越し」の句碑。随身門、唐門と通り抜けていくと、豪壮な造りの本殿(写真)がある。


14、遊佐・大物忌神社 ゆざ・おおものいみじんじゃ[山形県]54C-7
大物忌神社は出羽の一の宮。日本海の福浦に里宮(写真)、鳥海山の5合目に中ノ宮、鳥海山の山頂(2237m)には本宮がまつられている。大物忌神社は東北、日本海側の人たちにとっては心のふるさとだ。


15、出羽三山神社 でわさんざんじんじゃ[山形県]44F-4
門前の手向(とうげ)から随身門をくぐり、杉木立の表参道を登っていくと国宝の五重塔。東北最古の五重塔だ。2446段の石段を登りきり羽黒山の山頂に到着。ここに出羽三山神社(写真)がある。社殿中央が月山神社、右が出羽神社、左が湯殿山神社。


16、山寺・立石寺 やまでら・りっしゃくじ[山形県]33H-3
山寺の全山は天台宗の古刹、立石寺の寺域。その中に点在する8院の総称が立石寺になる。本堂的存在の根本中堂(写真)の古色蒼然とした堂内には不滅の法灯。1200年もの間、消えることなく燃えつづけている。


17、米沢・上杉神社 よねざわ・うえすぎじんじゃ[山形県]23J-1
米沢は上杉氏30万石の城下町。舞鶴城と呼ばれた米沢城は松岬(まつがさき)公園にあった。城跡には藩祖・上杉謙信をまつる上杉神社(写真)。鳥居の前には上杉謙信の銅像が建っている。上杉博物館もある。


18、西会津・鳥追観音 にしあいづ・とりおいかんのん[福島県]17H-5
「西国三十三ヵ所」、「坂東三十三ヵ所」、「秩父三十四ヵ所」の「日本百観音霊場めぐり」はよく知られているが、東北では「会津三十三ヵ所」の札所めぐりが人気だ。その第33番目の札所がここ、鳥追観音(写真)になる。開山1200年の古刹。


19、南相馬・太田神社 みなみそうま・おおたじんじゃ[福島県]20K-4
「相馬野馬追い」は平将門・相馬氏と1000年以上つづく坂東武者の祭り。雲雀ヶ原での神旗争奪戦は勇壮そのもの。そのうちの原町の騎馬武者は太田神社(写真)から出発する。小高の騎馬武者は小高神社を、中村(相馬市)の騎馬武者は中村神社を出発する。


20、柳津・円蔵寺 やないず・えんぞうじ[福島県]12J-7
「福満虚空蔵尊」で知られている。そこからの只見川の眺めは目に残る。円蔵寺(写真)は大同年間(806年ー810年)の創建といわれる古刹。正月7日には裸祭り。柳津は円蔵寺の門前町として発展をしてきた。


このほかの東北の寺社10選
名称 所在地 マップ 備考
21 三厩・義経寺

みんまや・ぎけいじ

青森県 97G-5 「義経北行伝説」本州内の
最北の地
22 百沢・岩木山神社

ひゃくざわ・
いわきやまじんじゃ

青森県 88E-1 社殿は「奥の日光」といわ
れるほどの豪壮な造り
23

渋民・宝徳寺

しぶたみ・ほうとくじ

岩手県 74F-4 石川啄木が少年時代をすご
した寺
24

男鹿・真山神社

おが・しんざんじんじゃ

秋田県 70J-5 なまはげ祭り
25

五大堂

ごだいどう

宮城県 35B-1 松島のシンボル
26

西方寺

さいほうじ

宮城県 34C-2 定義如来で知られている
27

大崎八幡宮

おおさきはちまんぐう

宮城県 34H-4 社殿は国宝
28

石川・石都々古和気神社

いしかわ・いわつつこわけじんじゃ

福島県 9H-4 奥州の一の宮
29

棚倉・馬場都々古和気神社

たなぐら・ばばつつこわけじんじゃ

福島県 4F-1 奥州の一の宮
30

近津・八槻都々古別神社

ちかつ・やつきつつこわけじんじゃ

福島県 4F-2 奥州の一の宮

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