カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[120日目]

投稿日:2018年7月6日

さー、淡路島の温泉めぐり

四国編 21日目(2007年3月30日)

「四国一周」を終え、高松から0時47分発のフェリーで宇野に渡った。宇野までの1時間はぐっすりと眠った。

 宇野から岡山へ。岡山に近づいた頃から稲妻が光り、やがて雨になる。あっというまにザーザー降りになる。この真夜中の雨にはまいった…。

 岡山に着くと、国道2号沿いの大福温泉「岡山健康ランド」に逃げ込み、2時間ほどの睡眠のあと、大浴場と露天風呂の湯に入った。これが今日の第1湯目だ。

「岡山健康ランド」を5時に出発。ありがたいことに雨は上がっている。国道2号で岡山県から兵庫県に入る。スズキSKYWAVE400で切る風は冬に逆戻りしたかのような冷たさ。やがて夜明け。それまでの辛さがいっぺんに吹き飛んでしまう。山の端から朝日が昇る。国道沿いの24時間営業の食堂「うかいや」で朝食。「朝定食」で元気が蘇った。

 明石に到着すると明石港へ。8時25分発の「たこフェリー」で淡路島へ。

 明石海峡は朝日を浴びてきらめいている。海峡をまたぐ明石海峡大橋の下をくぐり、淡路島北端の岩屋漁港に到着。20分間の心に残る船旅だ。

 さー、淡路島の温泉めぐりの開始だ〜!

 まずは高速で淡路島を一気に南下。岩屋の淡路ICで神戸淡路鳴門道に入り、西淡三原ICで降りる。

 第2湯目はうずしお温泉の日帰り湯「ゆとりっく」。ここには10時に到着。10時オープンで、「一番湯」に入った。大浴場は深い浴槽。無色透明の湯はヌルヌルツルツル。

 第3湯目は三原温泉の日帰り湯「さんゆ〜館」の湯。豪華な公共の温泉施設。大浴場と露天風呂。露天風呂には岩風呂と檜風呂。ともに趣のある湯船だ。

 第4湯目は筒井潮崎温泉の日帰り湯「ゆーぷる」。大浴場と露天風呂。大浴場の湯は淡路島南端の潮崎温泉の湯を利用している。

 潮崎温泉に行くと、温泉スタンドがあるだけ。

「何としても淡路島南端の温泉に入ってやる!」
 と、誰もいないのをいいことに、頭から湯をかぶった。

 第5湯目は南淡温泉「休暇村南淡路」の湯。大浴場、露天風呂ともに鳴門海峡にかかる大鳴門橋を望む「絶景湯」。大浴場は無味無臭で草色がかった湯。露天風呂は塩分の濃い茶色い湯。樽風呂もある。高台に建つ「休暇村南淡路」の玄関前からは天然の良港を絵にかいたような福良港を見下ろした。

 淡路島南部の4湯に入ったあとは、淡路島最大の温泉地、洲本温泉へ。ここには何軒かの温泉宿がある。一軒一軒、聞いてまわったが、どこも入浴のみは不可…。しかし淡路島の温泉めぐりで洲本温泉は絶対に落とせないので、入浴料が1500円と、上限としている1000円をはるかに超える「夢泉景」の湯に入ることにした。大浴場、露天風呂ともに海を目の前にする。友ヶ島水道の対岸には紀伊半島の山々が連なっている。和泉山脈が海に落ちる田倉崎が右手に見えている。狭まった海をタンカーやコンテナ船、フェリーなどの大型船が次々に通り過ぎていく。

 洲本から淡路島を横断し、東海岸から西海岸に出る。

 第7湯目は五色温泉。高田屋嘉兵衛公園にある日帰り湯「ゆ〜ゆ〜ファイブ」の湯に入る。大浴場と露天風呂。キラキラ光る瀬戸内海を眺めながら湯につかった。波静かな瀬戸内海のきらめきが目に残る。湯から上がると遅い昼食。メニューの「そばめし」を見て、「お、何だろう!?」と興味を引かれ、食べてみる。「焼きそば」と「焼きめし」を合体させたようなもので納得。味も悪くはなかった。

 第8湯目は一宮温泉「パルシェ香の湯」。高台にある温泉施設なので大浴場からの眺めはすばらしい。湯につかりながら瀬戸内海を眺める。ここからだと、家島諸島の島々が大分、はっきりと見えるようになる。露天風呂には3つの湯船。それを順番にひとつづつ入った。

 第9湯目は小倉山温泉「かんぽの宿 淡路島」。高台上の宿の5階に「パノラマ浴室」がある。ここからの眺めは抜群。足下には北淡の町並みが広がっている。その向こうは瀬戸内海。本土側の海岸線がはっきりと見える。

 第10湯目は岩屋温泉「松帆の郷」。大浴場と大露天風呂。露天風呂の湯につかりながら明石海峡大橋を見る。ここも「絶景湯」。このように淡路島には何湯もの「絶景湯」がある。

 岩屋温泉を出発したのは18時40分。明石海峡大橋を渡り、山陽道→中国道→近畿道→阪和道と高速で兵庫県、大阪府を走り抜け、和歌山に入った。

 紀ノ川SAでこってり味の「和歌山ラーメン」を食べ、和歌山からさらに南下し、紀伊半島に入っていく。

 川辺ICで降り、今晩の宿、川辺温泉の「きさくの湯」へ。到着は21時40分。高松からの走行距離は555キロ。さっそく第11湯目の「宿湯」に入ったが、555キロ走ったあとの温泉は体にしみた。

 このあとすぐに、四国のキャンプ場で会った「いわな太郎さん」からの書き込みがあった。それは次のようなもの。

「そりゃないよ! 賀曽利さん!! だって、昨日まで四国にいたんだもな…。今日は淡路島一周していたんだもな…。18時25分までは淡路にいたんだもな…。土曜日にはみんなで応援に行こうと思っていたのに…。555キロも走っちゃうんだもな…。また、関西を通ってくださいね! がんばれぇ〜賀曽利さん!!」

「いわな太郎さん」一家はお弁当まで用意して、明石周辺での「カソリ捕獲」を計画していたという。

「いわな太郎さん、残念でしたよ、せっかくのお弁当を食べられなくって…」

本日のデータ 料金等は当時のものです
0時47分 高松港を出港。「高松→東京」の「四国復路編」を開始
四国フェリー
1時47分 宇野港に到着。岡山県に入る
1116湯目 大福温泉「岡山健康ランド」(3150円)※仮眠
5時 出発
兵庫県に入る
朝食 国道2号沿いの食堂「うかいや」 「朝定食」
8時25分 明石港を出港
たこフェリー
8時45分 岩屋港に到着
1117湯目 うずしお温泉「ゆとりっく」(600円)
1118湯目 三原温泉「さんゆ〜館」(600円)
1119湯目 筒井潮崎温泉「ゆーぷる」(600円)
1120湯目 南淡温泉「休暇村南淡路」(800円)
1121湯目 洲本温泉「夢泉景」(1500円)※特例で入る
1122湯目 五色温泉「ゆ〜ゆ〜ファイブ」(600円)
昼食 五色温泉「ゆ〜ゆ〜ファイブ」 「そばめし」(600円)
1123湯目 一宮温泉「パルシェ香りの湯」(600円)
1124湯目 小倉山温泉「かんぽの宿 淡路島」(500円)
1125湯目 岩屋温泉「松帆の郷」(700円)
大阪府に入る
和歌山県に入る
夕食 阪和道紀ノ川SA 「和歌山ラーメン」(680円)
21時40分 川辺温泉「きさくの湯」(1泊朝食5505円)
1126湯目 川辺温泉「きさくの湯」
本日の走行距離数 555キロ
本日の温泉入浴数 11湯

高松港を出港大福温泉「岡山健康ランド」国道2号の夜明け

高松港を出港 大福温泉「岡山健康ランド」 国道2号の夜明け

国道2号沿いの食堂「うかいや」の「朝定食」明石港を出港朝日に輝く明石海峡

国道2号沿いの食堂「うかいや」の「朝定食」 明石港を出港 朝日に輝く明石海峡

明石海峡をまたぐ明石海峡大橋淡路島の岩屋港に到着うずしお温泉「ゆとりっく」

明石海峡をまたぐ明石海峡大橋 淡路島の岩屋港に到着 うずしお温泉「ゆとりっく」

三原温泉「さんゆ〜館」「さんゆ〜館」の露天風呂淡路島南部の風景

三原温泉「さんゆ〜館」 「さんゆ〜館」の露天風呂 淡路島南部の風景

筒井潮崎温泉「ゆーぷる」「ゆーぷる」の大浴場「ゆーぷる」の露天風呂

筒井潮崎温泉「ゆーぷる」 「ゆーぷる」の大浴場 「ゆーぷる」の露天風呂

南淡温泉「休暇村南淡路」「休暇村南淡路」の大浴場洲本温泉「夢泉景」の大浴場

南淡温泉「休暇村南淡路」 「休暇村南淡路」の大浴場 洲本温泉「夢泉景」の大浴場

「夢泉景」の大浴場からの眺め「夢泉景」の露天風呂「夢泉景」の露天風呂に入る

「夢泉景」の大浴場からの眺め 「夢泉景」の露天風呂 「夢泉景」の露天風呂に入る

淡路島東海岸からの眺め五色温泉「ゆ〜ゆ〜ファイブ」の湯「ゆ〜ゆ〜ファイブ」の「そばめし」

淡路島東海岸からの眺め 五色温泉「ゆ〜ゆ〜ファイブ」の湯 「ゆ〜ゆ〜ファイブ」の「そばめし」

一宮温泉「パルシェ香りの湯」淡路島から見る夕日岩屋温泉「松帆の郷」

一宮温泉「パルシェ香りの湯」 淡路島から見る夕日 岩屋温泉「松帆の郷」

阪和道紀ノ川SAの「和歌山ラーメン」川辺温泉「きさくの湯」「きさくの湯」に入る

阪和道紀ノ川SAの「和歌山ラーメン」 川辺温泉「きさくの湯」 「きさくの湯」に入る

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  • イベント情報

    キャンプミーティングinならは
    2018年9月8日
    日時:2018年9月8日
         15:00受付開始
       9日 復興ツーリング

    会場:天神岬スポーツ公園
       キャンプ場
       福島県楢葉町

    参加費:1,000円(テント泊)
        500円(日帰り)
        小学生以下は無料

    事前登録:登録フォーム

    問合せ:焚き火night事務局
       (担当:渡辺哲)
    https://www.facebook.com/
    akirawatanabe.790
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  • 新刊紹介


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    焚火日和


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    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    7月24日発売
    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

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    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    http://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。
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