カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

V-Strom1000で行く日本[46]

投稿日:2016年1月9日

日本海の十字路

2015年9月23日(東京?鹿児島)

 富山県から境川を渡って新潟県に入った。

 国道8号の1本北側の旧道で、北国街道の市振宿に入っていく。宿場中央の「市振関所跡」には「関跡の大榎」。「奥の細道」で芭蕉が詠んだ「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」の句の、遊女と隣り合わせの部屋になったという旅籠「桔梗屋」の跡もある。宿場の出口には「海道の松」。

 旧道から新道に合流すると、国道8号の最大の難所、親不知に突入。北アルプスの山並みはここで日本海に落ちる。国道脇の展望台でV−ストローム1000を止め、断崖がストンと海に落ちる親不知の風景を眺めた。道の駅「親不知」では「バイ貝」(500円)を食べたが、すごいシコシココリコリ感があった。

 親不知を抜け出た青海では、旧道で北国街道の青海宿を走り抜けた。

 糸魚川に到着。北陸新幹線でにぎわう糸魚川駅に寄り、さらに日本海の海岸線を行く。 能生、直江津(上越市)を通って柏崎へ。柏崎で日本海の海岸線を離れ、長岡へ。長岡では国道17号に合流する。長岡を過ぎた今町で夕食。国道沿いの「ひな鳥金子」で「ひな鳥定食」(930円)を食べたが、ボリューム満点のひな鳥の唐揚げにかぶりついた。

 三条、燕、白根と通り、新潟へ。最後は高速道路のような新潟バイパスを走り、紫竹山ICで国道7号に合流。JR新潟駅に寄り、信濃川にかかる萬代橋を渡り、国道7号と国道8号の起点の本町交差点に到着。時間は22時。京都から604キロだ。

 この本町交差点はまさに「日本海の十字路」。国道7号と国道8号の起点であり、国道113号と国道289号、国道350号、国道403号、国道459号の起点にもなっている。さらに国道17号、国道49号、国道116号、国道402号の終点になっている。何と11本もの国道がこの本町の交差点に集まっている。このようなポイントは日本中を探しても、ほかにはない。東京の日本橋も真っ青だ。

「日本海の十字路」の本町交差点近くの「東横イン」(新潟古町)に泊り、まずは祝杯をあげる。これで鹿児島から国道10号→国道9号→国道8号と走りつないで新潟までやってきた。ほんとうはこのまま国道7号で青森まで行き、国道4号で東京に戻りたかったのだが、時間的な余裕がなく、新潟からいったん東京に戻ることにした。

「国道7号→国道4号」は、日をあらためて走ることにした。

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▲北国街道の市振宿

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▲展望台から見る親不知

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▲道の駅「親不知」

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▲道の駅「親不知」で食べたバイ貝

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▲北国街道の青海宿

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▲JR糸魚川駅

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▲国道8号を行く

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▲国道8号から見る日本海の海岸線

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▲能生漁港

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▲日本海に沿って走る

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▲夕食のひな鳥の唐揚げ

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▲JR新潟駅

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▲「東横イン」(新潟古町)に到着


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