カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

環日本海ツーリング[74]

投稿日:2012年5月25日

実に19時間遅れでホルムスクを出港する

「ホルムスクホテル」ではさんざん蚊にやられ、何度も目がさめてしまった。
 真夜中の午前2時、起床。蚊にやられたので何とも目覚めが悪い。それでも「さー、これでタタール海峡(間宮海峡)を渡ってワニノだ!」と思うと、元気が湧き出てくる。
 ホテルの駐車場から我々は各自のバイクに乗って走り出す。道路をはさんで反対側のフェリー埠頭へ。車両乗場の近くにバイクを止めた。あとはひたすら夜明けを待つ。耐えがたいほどの長い時間だ。
 ついに夜が明けた。だが出港はさらに遅れ、朝の7時頃になるという。
 もうガックリ…。
 明るくなったところで我々の乗るフェリー「サハリン7」を見てまわった。
 6時過ぎになると積み込まれていた大型トラックが「サハリン7」から降りてくる。しかしスムーズにはいかない。何度もハンドルを切り返し、やっとという感じでの降り方。
 いっても仕方ないことだが、日本のフェリーとは大違い。
 つづいて貨物列車が降りてくる。この「ホルムスク?ワニノ」間のフェリーは鉄道連絡船。大陸は広軌でサハリンは狭軌とゲージが違うので、ホルムスク港には台車交換場がある。船内の線路は広軌だ。
 ホルムスク港の出港はまたまた遅れ、8時になるという。もうこうなると、なるようになれという気分だ。
 大型トラック、つづいて貨物列車が乗船し、最後に我々のバイクが乗船した。
 各自持参のロープでバイクを固定。ついにバイクを乗せた。
 我々は今度は「サハリン7」の乗客用乗船口にまわり、こうして船上の人となった。
「サハリン7」の出港は午前9時。最初聞いていたのは前日の午後2時なので、じつに19時間遅れてのホルムスク出港となった。

夜明けのホルムスク港
「サハリン7」への乗船を待つ


「サハリン7」から大型トラックが降りてくる
「サハリン7」から貨物列車が降りてくる


これが「サハリン7」
「サハリン7」の全容


旧のフェリー埠頭
「サハリン7」に連絡する線路


いよいよ「サハリン7」に乗船
各自持参のロープでバイクを固定


さー、ワニノだ!
バイクの積み込み、終了!



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