カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

第188回 小荒沢岳山林道

投稿日:2012年1月9日

2010年 林道日本一周 東北編2

林道を繋いで、連続ダート45・7キロを走破する

 加美町旭の旭小学校前を出発。加美町は2003年4月に宮崎町、小野田町、中新田町の3町が合併して誕生した。その旧宮崎町の宮崎から県道267号を南下。県道の両側には広々とした稲田が広がっている。スズキDR-Z400Sのアクセルを開き、その中に伸びる一直線の道を突っ走った。おー、東北!!
 国道347号に出ると右折、すぐに左折し、薬莱山(553m)山麓の「やくらい薬師の湯」(入浴料800円)に入る。「やくらい薬師の湯」はその南に広がる一大林道群エリアの玄関口だ。
「やくらい薬師の湯」から上がると、右手に目立つ山容の薬莱山を見ながら走り、大滝神社へ。大滝神社を参拝し、神社脇の「荒沢の大滝」を見る。心がスーッと洗われるような滝と渓流の風景だ。
 荒沢の滝から少し戻り、左に折れ、葡萄沢林道に入っていく。ゆるやかな峠を越えるが、そこからは薬莱山を眺める。11・6キロのダートを走りきると舗装路に出るが、そこはもう1本の林道の入口。その林道は今回走らなかったが、宮城・山形県境の船形山(1500m)の登山口で行止まりになるロングダート。その手前で分岐する林道は神秘の湖、白沼、青沼を通って青野林道に通じている。
 葡萄沢林道を走りきった地点から舗装路を走り、荒沢自然館前、荒沢の大滝、「やくらい薬師の湯」を通り、国道347号に戻った。
 国道347号で加美町から色麻(しかま)町に入り、1キロほど走ったところで左折、小荒沢岳山林道に通じる道を行く。小荒沢岳山林道は今回の「林道日本一周」では2度目の走行になる。
 小栗山の集落を過ぎたところで斜め右の細道に入っていく。それが岳山林道入口。ダートに突入するとすぐに名水。この湧き水をくみに来た車が何台か停まっていた。
 岳山林道の入口から4・0キロ地点が青野岳山林道との分岐点。そこを過ぎると深い森の中を走っていく。宮城・山形県境の船形山の登山口になっている大滝への分岐点を過ぎると、ヘアピンカーブの峠道が始まる。名無しの峠を越え、色麻町から大和町に入ると小荒沢林道になる。峠を下っていくと林道沿いに名水。ここにもやはり湧き水をくみに来た車が停まっていた。東北の名水はどこも人気だ。
 小荒沢岳山林道のダート20・4キロを走り、旗坂のキャンプ場近くに出る。そこで折り返し、もう一度峠を越え、次に青野岳山林道へ。この林道も峠越え林道で、名無し峠を越え、4・5キロのダートを走り、青野林道にぶつかった。T字の交差点を右折、青野の集落入口で舗装路になる。分岐から青野までは4・4キロのダート。これで小荒沢岳山林道→青野岳山林道→青野林道と45・7キロの連続ダートを走ったことになる。
 最後は色麻温泉「かっぱの湯」(入浴料500円)。1階の大浴場、2階の露天風呂とつるつる湯につかったが、ロングダートを走ったあとの温泉は体にしみる。
「かっぱの湯」を出たところでは、「300日3000湯」のときに何度も出会ったホリゴメさんが待ち構えてくれていた。うれしい再会。ホリゴメさんのヤマハFZ750と走り、国道457号に出た。
 国道沿いの店「ふるさと」で一緒に夕食。すこしはりこんで「ビーフステーキセット」(2400円)を食べた。ほんとうは仙台牛のビフテキを食べたかったのだが、残念…、ちょっと高すぎて手が出なかった。
「ふるさと」を出たところでホリゴメさんと別れる。ぼくは国道457号を北へ。ホリゴメさんは南へ、仙台へと戻っていった。
 国道457号→国道347号→国道4号と走り、夜の古川の町に入っていった。旧道で古川を走り抜けると、国道4号のナイトラン。築館、金成を通り、県境を越えて岩手県に入り、一関駅前の「東横イン」に泊まった。

より大きな地図で 林道日本一周東北編2 を表示
今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 40

加美町→色麻町

宮崎の水田地帯
「やくらい薬師」の湯に到着


大滝神社を参拝
荒沢の大滝


葡萄沢林道の入口
葡萄沢林道を行く


葡萄沢林道から見る薬莱山
小荒沢岳山林道のダートに突入


小荒沢岳山林道で小休止
小荒沢岳山林道の峠を越える


青野岳山林道の入口
青野岳山林道を行く


青野林道を行く
「かっぱの湯」に入る


夕食の「ビーフセテーキセット」
古川に到着


国道4号のナイトラン
一関関前の「東横イン」に泊まる


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